塩分を控え、薄味を心掛けましょう
日本人は食塩をとり過ぎている傾向があります
生活習慣病などを予防して健康を維持・増進するための日本人の1日の食塩摂取量目標量は男性7.5g未満、女性6.5g未満とされています。
令和5年度の調査結果では日本人(成人)の1日あたりの平均食塩摂取量は男性10.7g、女性9.1gとなっており、約3g程度とり過ぎている現状です。
(参考:令和5年度国民健康・栄養調査より)
第3次健康食育あつぎプランの目標
【塩分を控える】
1.塩分をとり過ぎないように気を付けている
◆現状値(令和元年度)50.6% → 目標値 60%以上
厚木市では、「第3次健康食育あつぎプラン」(令和3年度から6カ年計画)を策定し、「健康寿命の延伸、みんなで描く健幸生活」を基本目標(目指す姿)として8つの取組分野を設定しています。
食塩をとり過ぎると…
食塩のとり過ぎが問題となる理由に高血圧が挙げられます。
人間の体の中では、水分と塩分が一定の濃度に保たれています。食塩をとり過ぎると、塩分濃度が過剰に高くなり、濃度を一定に戻そうと体内に水分がため込まれます。結果、血液量が多くなり、心臓への負担や血管に圧力がかかることで高血圧を招きます。
高血圧によって血管に負担がかかり続けると、血管が傷つき「動脈硬化」を進行させ、心筋梗塞や脳卒中などの重大な病気を引き起こします。
自分でできる!減塩方法
食べるときにできる減塩
めん類の汁を残す
”まくり”(汁を飲む干す)は避けましょう。
調味料はつけ方を工夫
醤油などの液体は”つける” 、塩などの粉末は”かける”で使い分けましょう。
食塩が多く含まれる食品は食べる回数に注意
みそ汁、漬物、塩辛などは食塩が多く含まれる食品です。
1日1回や1日おきに食べるなどして食べる回数を減らしましょう。
市販の加工食品やお惣菜などは栄養成分表示の”食塩相当量”を確認

市販の加工品やお惣菜などは、濃い目に味付けがされていることがあります。
商品のパッケージなどに記載されている栄養成分表示の食塩相当量の値を確認しましょう。
カリウムが多く含まれる食品をとる
野菜やきのこ、海藻、いも類などに多く含まれます。
こちらのページを確認し、積極的に取り入れましょう。
作るときにできる減塩
調味料の量に注意
日本人の食塩摂取量が多い原因に、しょうゆ、塩、みそなどの食塩を多く含む調味料の使い過ぎが挙げられます。
調味の際は味見をしながら、”なんとなく”の使い過ぎに注意しましょう。
だしのうまみを利用する
汁物などは、だしのうまみを利用することで、調味料を多く使用せずともおいしく食べることができます。
昆布などの海藻類、かつおや煮干しなどの魚介類、しいたけなどのきのこ類はうまみ成分のアミノ酸がたっぷり含まれていますので活用しましょう。
香味や酸味を利用する
薄味で調味し、味が物足りない場合は下記のような香味や酸味を利用しましょう。
香辛料(こしょう、唐辛子、からし、わさび、カレー粉などのスパイス)
香味野菜(大葉、みょうが、しょうが、にんにく、ねぎなど)
酸味(レモン、酢、ゆず、かぼすなど)
栄養・食生活についてお困りのことがあったら…
厚木市では管理栄養士・保健師による各種講座を実施しています。
また、お電話や来所でもご相談ができます。
栄養・食生活についてお困りのこと、わからないことがありましたらお気軽に健康医療課までお問い合わせください。
この記事に関するお問い合わせ先
健康こどもみらい部 健康医療課 健診・予防係
〒243-0018
厚木市中町1-4-1
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ファックス番号:046-223-7066
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更新日:2025年01月10日
公開日:2025年01月10日