生活習慣病について

あなたは、すでに生活習慣病!?自覚症状がないまま、忍び寄るサイレントキラー。定期的な健診で自己管理。生活習慣を改善して健康長寿を目指しましょう。

生活習慣病とは、食事・運動・タバコ・飲酒・ストレスなどの生活習慣が原因で発症する疾病です。好ましくない習慣や環境が重なると、発症リスクが高くなります。

生活習慣病には、高血圧、脂質異常症、糖尿病などがあります。これらの疾病は、脳や心臓、血管などにダメージを与え、その結果、ある日突然、心筋梗塞、脳卒中など、命に関わる恐ろしい疾患を引き起こすことがあることから、生活習慣病は、サイレントキラーと呼ばれています。

血管の中を血液が流れる際に、血管の壁にかかる圧力を血圧といい、血圧が高い状態が続く病気を高血圧といいます。血圧が高い状態が続くと、血管に負担をかけ、動脈硬化を起こしやすくなり、心筋梗塞や脳卒中などのリスクが高くなります。

血液中にふくまれるコレステロールや中性脂肪(トリグリセライド)などの脂質が、一定の基準よりも多い状態が脂質異常症です。血液中に余分な脂質が多くなると、血管に負担をかけ、動脈硬化を起こしやすくなり、心筋梗塞や脳卒中などのリスクが高くなります。

膵臓で作られるインスリンが十分でない、またはインスリンの働きがわるくなっているため、ブドウ糖が有効に使われずに、血糖値が高くなっている状態が糖尿病です。血糖値が高い状態が続くと、血管に負担をかけ、動脈硬化を起こしやすくなり、心筋梗塞や脳卒中などのリスクが高くなります。糖尿病の特徴的な合併症である、細い血管への悪影響を原因とする網膜症(目のかすみ・視力低下・失明)、腎症(尿たんぱく・体のむくみ・腎不全・尿毒症)、神経障害(しびれ・ほてり・痛み・麻痺)のリスクも高まります。
また、糖尿病性腎症が重症化すると、人工透析や腎臓移植が必要になります。厚木市では、人工透析患者のうち、約6割が糖尿病性腎症が原因であることがわかっています。
人工透析って?
機能が著しく低下した腎臓に代わり、機械で老廃物を取り除く治療です。主に行われている「血液透析」では、1回の処置に4から5時間かかり、週3回程度、ずっと受け続けていく必要があり、身体的にも時間的にも金銭的にも、大きな負担がかかる治療になります。(治療費の多くは公費でまかなわれています。)

内蔵肥満に高血圧・脂質異常・高血糖が組み合わさった状態をメタボリックシンドローム(内臓脂肪症候群)といいます。メタボリックシンドロームの判定には、動脈硬化を引き起こす生活習慣の一つ「喫煙」も含まれます。高血圧や脂質異常、糖尿病は、それだけでも動脈硬化を起こしやすくなりますが、それらが複合的に関係しているメタボリックシンドロームは、心筋梗塞や脳卒中などのリスクが一層高まるといえます。

特定健康診査は、メタボリックシンドロームに着目した健診で、メタボリックシンドローム及び予備群を早期発見することで、発症・重症化を予防します。はじめのうちは、ほとんど自覚症状がないのが生活習慣病の特徴です。定期的に健診を受けることで、数値で自身の健康状態を確認することができます。
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更新日:2022年03月16日
公開日:2021年04月01日