住宅用火災警報器について

更新日:2021年09月03日

公開日:2021年09月03日

 大切な「命」 「財産」を守る 住宅用火災警報器。設置はもうおすみでしょうか?

住宅用火災警報器は、火災から自分自身と家族の命、財産を守る有効な対策で、平成23年6月1日から、すべての住宅に設置が義務付けられています。まだ設置されていない場合は、早めに設置をしてください。

住宅用火災警報器と消防官のイラスト

設置する住宅用火災警報器の種類は?

住宅用火災警報器の種類詳細

区分

天井設置型

天井設置型

壁掛け式

火災警報器

火災警報器(天井設置型 ひもあり)

火災警報器(天井設置型)

火災警報器(壁掛け式)

感知方法

煙感知式

熱感知式

煙感知式

設置場所

寝室・階段

台所等

寝室・階段

設置する部屋は?

 住宅(長屋、寄宿舎、アパート、寮、下宿等の住居部分を含む)の寝室、階段、廊下

ただし、自動火災報知設備やスプリンクラー設備が設置されている場合は、住宅用火災警報器等の設置が免除される場合があります。

住宅用火災警報器の設置例のイラスト

台所及び寝室とならない居室については任意設置となりますが、火災の早期発見や被害の防止を図るために、積極的に設置するよう努めましょう!!

1階、2階、3階建て設置場所早見表
区分

寝室のある階

寝室

階段設置場所

1階建て

 

すべての寝室

 

2階建て

寝室1階のみ

すべての寝室

 

2階建て

寝室2階のみ

すべての寝室

2階階段

2階建て

寝室1、2階

すべての寝室

2階階段

3階建て

寝室1階のみ

すべての寝室

3階階段

3階建て

寝室2階のみ

すべての寝室

2階階段

3階建て

寝室3階のみ

すべての寝室

1、3階階段

3階建て

寝室1、2階

すべての寝室

2階階段

3階建て

寝室1、3階

すべての寝室

1、3階階段

3階建て

寝室2、3階

すべての寝室

2、3階階段

3階建て

寝室1、2、3階

すべての寝室

2、3階階段

上記のほか、寝室として使用しない7平方メートル(約4畳半)以上の居室が5以上ある階の廊下に設置が必要になります。

火災報知機の設置が必要な廊下のある住宅のイラスト

設置する位置は?

設置位置
壁又は梁から60センチメートル以上離して設置する 天井から15センチメートルから50センチメートルの間に設置する エアコンなどの吹き出し口から1.5メートル以上離して設置する
天井に設置する場合の住宅用火災警報器の設置位置のイラスト 壁に設置する場合の住宅用火災警報器の設置位置のイラスト エアコン付近に設置する場合の住宅用火災警報器の設置位置のイラスト

 

誰が設置するのか?

 住宅の関係者(所有者、管理者又は占有者)

住宅用火災警報器の奏功事例(事例紹介)

事例1

 家人が留守中、住宅用火災警報器の警報音を隣接住民が聞き、白煙を確認し119番通報した。通報後は消防隊が駆けつけ、ガスコンロスイッチを切り、鍋の空焚き内容物のみの焼損で済んだ。

事例2

 火元家人が居間で睡眠中、浴室(アロマキャンドルより)から出火、住宅用火災警報器の鳴動により火災を発見し、119番通報及び初期消火を行い、成功し、浴室約0.6平方メートルの焼損のみで済み延焼を防げた。

事例3

 家人が留守中、通行人が住宅用火災警報器の鳴動及び白煙に気付き、119番通報。通報後は消防隊が駆けつけ、確認したところガステーブルの鍋内の食材の焦げによる少量の煙であり、鍋内の食材の焦げのみで、済んだ。

事例4

 家主が留守中、鍋の煙により、住宅用火災警報器が鳴り、付近住人が110番通報、警察より119番通報。通報後は消防隊員が駆けつけ、確認したところ鍋内の食材の焦げのみで済んだ。

どこで売っているのか?

 市内のホームセンター、電気店、防災設備会社等で販売しています。また、取り付け工事を行っているところもありますが、別途費用がかかる場合もありますので、販売店等にご確認ください。

全国消防機器協会の検定マークの付いた商品を目安に購入しましょう。

全国消防機器協会の検定マークのイラスト

設置にお困りの方は

高齢者の方など購入後に取付けが困難な場合は、消防本部予防課(046-223-9371)までご相談ください。消防職員が取付けの支援にお伺いいたします。なお、取付け支援対象は、電池式のものに限ります。

悪質 訪問販売に御用心!

不適正な価格・無理強い販売などに注意しましょう
住宅用火災警報器等の設置義務化を契機として不適正な価格(市場価格を超える高額な価格)による販売の増加が危惧されますので、次の点にご注意してください。

  • 住宅用火災警報器の市場価格は機種により様々ですが、国産品の目安は約3,000円から5,000円前後です。
  • 消防署員や消防団員が住宅用火災警報器や消火器などを販売することはありません。
  • 消防署が販売を業者に委託することはありません。
  • 購入する場合や設置工事を業者に依頼する場合は、信用のおける販売店・業者を選びましょう。

トラブル防止のポイント

不審に思ったら…

  • 身分証明書の提示を求める。
  • 不審な場合や納得できない時はハッキリ断る。
  • 相手が脅迫的な言動に出たときは警察へ通報する。
  • 契約書はよく読み不用意にサインをしない。

クーリングオフについて

 消費者保護を目的とした特定商取引法では、クーリングオフ(解除権)が認められています。訪問販売でうっかり売買契約をしても8日以内なら書面で契約を解除できますので、契約書や領収書などを確実に保存し、早急に厚木市消費生活センターにご相談ください。

厚木市消費生活センター

  • <相談用電話> 046-294-5800
  • <場所> 厚木市栄町1-16-15 厚木商工会議所4階
  • <相談時間> 月曜日から金曜日 9時30分から16時(祝日、年末年始を除く)

住宅用火災警報器の維持管理について

 住宅用火災警報器が適切に機能するためには、維持管理が重要です。万が一、火災が発生した場合、住宅用火災警報器が正常に機能せず、発見が遅れ大惨事になる可能性があります。

定期的に点検しましょう

 本体の引きひもを引くものや、ボタンを押して点検できるもの等、機種によって異なりますので、購入時の取扱説明書等を確認しましょう。 定期的に(1ヶ月に1度が目安です)火災警報器が鳴るかテストしましょう。

定期的にお手入れをしましょう

 住宅用火災警報器にホコリなどが付くと、火災を感知しにくくなったり、誤作動を起こすことがあります。 定期的に布等で空拭きして、ホコリを取り除きましょう。

電池切れに注意しましょう

 住宅用火災警報器は、電池が切れそうになったとき、音や光で知らせてくれます。作動確認方法は、点検用のボタンを押したり、ひもを引いて行います。 メーカーや機種によって点検方法が異なりますので、取扱説明書を確認し、実施してください。

電池の交換時期

電池の寿命は、概ね10年が目安となります。電池寿命が近づくと、音声やランプ表示などで電池の交換時期を知らせてくれますので、新しい電池と交換してください。
 新しい電池へ交換する際は、販売店などへ電池の種類をご確認ください。

  •  電池交換ができるタイプと、できないタイプがあります。電池交換ができないタイプは、住宅用火災警報器を本体ごと交換する必要があります。
  • 下記のサイトには、住宅用火災警報器の取扱説明書がない場合でも、適切に維持管理ができるよう、メーカー別の機種ごとに正しい対処方法が記載されていますので、ご活用ください。

問い合わせ先

  • 厚木市消防本部予防課
    電話番号 046-223-9371(直通)
  • 一般社団法人日本火災報知器工業会
    電話番号 0120-565-911(フリーダイヤル)

 月曜日から金曜日 午前9時から午後5時(正午から午後1時までを除く。土、日及び祝祭日は休み)
 

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この記事に関するお問い合わせ先 inquiry

消防本部 予防課 予防査察係
〒243-0003
厚木市寿町3-4-10(消防本部2階)
電話番号:046-223-9370
ファックス番号:046-223-8251

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