令和7年秋の火災予防運動について
「急ぐ日も 足止め火を止め 準備よし」をスローガンに、11月9日(日曜日)から15日(土曜日)まで、秋の火災予防運動を実施します。この運動は、火災の発生しやすい季節を迎えるにあたり、市民の方々に防火を心がけていただき、尊い命や財産を奪う火災の発生を防ぐことを目的に全国的に展開されています。
昨年の厚木市及び清川村で発生した火災は 53件で、前年に比べ6件の減少となっています。これは、約7日に1件の割合で火災が発生したことになります。
火災及び火災による被害を減少させるため、サイレンの吹鳴試験や巡回等を実施しますので、火災予防にご協力をお願いします。
住宅防火対策について
1.火災を早期発見!住宅用火災警報器を設置しましょう。
2011年6月1日より住宅用火災警報器の設置が義務化されています。まだ設置がお済みでないご家庭は早急に設置してください。また、既に設置されているご家庭においては、こまめに点検をし、常に適切に作動するよう維持管理をしてください。
2.初期消火で被害軽減!住宅用消火器を設置しましょう。
キッチンやコンロでぼやが発生した時に、初期の段階で消火できれば延焼を防ぐことができます。ほかの住宅に炎が燃え移ることや近隣住民の命を守ることにもつながります。
3.防炎品で延焼防止!防炎品を使用しましょう。
小さな火種でも、カーテンや衣類などに着火すると、瞬く間に炎は燃え広がります。防炎性能を有する防炎品を使用することにより、火災の初期段階において延焼拡大の防止をする効果があり、火災の成長を抑制することが期待できます。
4.いのちを守る10のポイント
建物火災の死傷者の中でも、住宅火災における死傷者の割合は非常に高く、また死者の発生した住宅火災の主な原因は、たばこ、ストーブ、こんろです。これらの火災を起こさないために「4つの習慣・6つの対策」を心がけましょう。

乾燥時及び強風時の火気取り扱いについて
これから春先までの間は、空気の乾燥、強風などにより火災が発生しやすい時季となります。また、気温の低下とともに暖房器具の使用など屋内で火気を使用する機会も増えますので、使い方の確認や器具の点検などを行ってください。
屋外において火気を取り扱う際は、十分注意するとともに、乾燥注意報又は強風注意報の発令がある等、火災が発生しやすい気象状況にあるかどうかを確認し、火災が発生しやすい状況にある場合は、屋外で火気を取り扱う行為は中止するよう努めましょう。なお、「火災と紛らわしい煙等を発するおそれのある行為等」を行う場合は、厚木市火災予防条例第45条の規程に基づき、その行為を行う3日前までに消防署へ届け出る必要があります。
放火防止対策について
昨年の全国で発生した放火火災は約2,355件でした。放火の被害にあわないためにも、日ごろから放火防止対策を心掛けてください。
1.建物のまわりは整理整頓し、燃えやすいものは置かないようにする。
2.空き家、物置、車庫などには鍵をかけ、人が容易に入れないようにする。
3.自動車や自転車のカバーには防炎品を使用する。
4.センサー付照明などの防火・防犯設備を設置する。
5.不審なことがあったら警察に通報する。
製品火災等について
みなさんのご家庭・職場では、日ごろからたくさんの電気製品等を使用されていることと思いますが、長期間使用している電気製品から突然発火し、火災になった事例が発生しています。部品の経年劣化や絶縁劣化が主な原因です。
スイッチを入れても動かなかったり、使用中に電源が切れてしまうなど、動作に異常を認めたときは使用を中止し、メーカーなどに問い合わせてください。
また、新しく購入した電気製品でも、コードやプラグなど配線器具の取り扱いを誤ると、発火し火災が発生するおそれがありますので注意してください。
悪質な訪問販売等に注意
住宅用火災警報器の設置が義務化されてから、不当な価格(市場価格を超える高額な価格)で販売する業者や、消火器等を設置してある工場、スーパー、病院など、あらゆる事業所に対し不適正な点検を行い、高額な代金を要求する悪質な訪問業者が増えています。
このような業者は、予告なしで突然訪問する場合が多いので、安易に契約書などの書類にサインしたり、点検の承諾をせず、冷静に対処しましょう。
また、消防署では、住宅用火災警報器の販売や消火器の点検を業者に委託することはありませんので、悪質な訪問点検業者には十分注意してください。
11月9日は『119番の日』です
消防庁では、消防に対する正しい理解と認識を深めるとともに、防災意識の高揚、地域ぐるみの防災体制の確立に資することを目的として、昭和62年より11月9日を「119番の日」と制定されました。
「119番の日」は皆さんと消防との結びつきを象徴するダイヤルナンバーにちなんだものですが、正しい119番通報とはどのようなものかご存じですか。 119番通報は落ち着いて、ゆっくりはっきりと伝えることが大事です。自分が一方的に話すのではなく聞かれたことに正確に答えていくことが上手に通報するコツです。 慌ててしまい、場所や状況を正しく伝えられなければ、消防車や救急車の到着が遅れ、災害が拡大し大惨事となることや、助かる命が助からなくなる場合がありますので、皆さんの正しい119番通報が迅速、的確な消防・救急活動に繋がります。
119番通報は年々増加傾向にあり、厚木市では昨年119番の件数が最多件数となりました。今年は11月1日現在で、昨年の件数を大きく上回る件数となっています。
119番通報には不適正な通報があり、消防車・救急車を必要としている人の電話が繋がりにくい状況になっておりますので、適正な119番通報に心掛けてください。
119番通報不適正通報例
・ストーブの電源がつかない。
・動物病院の電話番号を教えてほしい。
・車のタイヤが溝にはまって動けない。

また、災害発生時に問い合わせの119番も多く入電しております。
災害発生情報については、消防テレホンサービスに電話をしてください。
- 消防テレホンサービスとは、厚木市内及び清川村村内で発生した災害で、消防車両が出動した場合の場所や内容を音声によりお知らせするテレホンサービスです。なお、消防車両の出動直後は、消防テレホンサービスの利用が集中し、繋がりにくい場合もありますので、時間をおいておかけ直しください。

消防テレホンサービス(いざ用心)
046-225-1341
119番のかけ方はこちら
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この記事に関するお問い合わせ先
消防本部 予防課 予防査察係
〒243-0003
厚木市寿町3-4-10(消防本部2階)
電話番号:046-223-9370
ファックス番号:046-223-8251
メールフォームによるお問い合わせ










更新日:2025年11月06日
公開日:2025年11月06日