熱中症に気を付けましょう

更新日:2025年04月23日

公開日:2021年04月28日

熱中症とは

熱中症とは、暑い環境で体温の調整ができなくなった状態で、めまいや吐き気、頭痛、失神等様々な症状をきたし、最悪の場合は死に至る疾患です。誰でもなる可能性があり、運動中だけでなく、室内でも起こります。日頃からしっかり予防するようにしましょう。

熱中症の症状
軽度 めまい、立ちくらみ、筋肉痛、汗がとまらない
中度 頭痛、吐き気、体がだるい(倦怠感)、虚脱感
重度 意識がない、けいれん、高い体温、まっすぐに歩けない、走れない

 

本市の熱中症(疑い含む)救急搬送の状況

発生場所割合
年別割合
月別搬送者数

熱中症で搬送された人の34%が屋内で発症しています。屋外だけでなく、屋内でも注意が必要です。
また、年齢問わず発症しています。特に子どもや高齢者は症状に気づきにくいため、周りの人の注意が必要です。

熱中症を予防するためには

暑さを避けましょう

  • エアコンを利用する等、部屋の温度を調整
  • 感染症予防のため、換気扇や窓開放によって換気を確保しつつ、エアコンの温度設定をこまめに調整
  • 暑い日や時間帯は無理をしない
  • 涼しい服装にする
  • 急に暑くなった日等は特に注意する
エアコンを使おう
涼しい服装をしよう
直射日光を避けよう

ひと涼みスポット

熱中症予防を目的とした短時間の滞在施設として、公民館等をひと涼みスポットとして開放しています。
日中の強い日差しを一時的に避け、少し休憩するなどまち歩きの際にご活用ください。

ひと涼みスポットをご利用ください

こまめに水分補給しましょう

  • のどが渇く前に水分補給
  • 1日あたり1.2リットルを目安に
  • 大量に汗をかいた時は塩分も忘れずに
飲み物を持ち歩こう
こまめに水分補給

日頃から健康管理をしましょう

  • 栄養や睡眠を十分にとるなど、日頃からの健康管理に気をつけましょう
  • 体調の悪いときには無理をしないように注意をしましょう
休息をとろう
栄養をとろう

『隠れ脱水症』のセルフチェック

セルフチェック2

気軽に行える脱水症チェックです。水分補給のタイミング等の参考にしてください。

セルフチェック2

お手洗いの際に確認してみましょう。

暑熱順化に有効な対策

体を暑さに慣れさせることが重要なため、実際に気温が上がり、熱中症の危険が高まる前に、無理のない範囲で汗をかくことが大切です。
暑くなる前から余裕をもって、運動や入浴をすることで、汗をかき、体を暑さに慣れさせましょう。
※暑熱順化には個人差もありますが、数日から2週間程度かかります。

ウォーキング・ジョギング

帰宅時にひと駅分歩く、外出時にできるだけ階段を使用するなど、意識して少し汗をかくような動きをしましょう。
目安として、ウォーキングの場合の時間は1回30分、ジョギングの場合の時間は1回15分、頻度は週5日程度です。

サイクリング

通勤や買い物など、日常の中で取り入れやすいのがサイクリングです。
目安として、時間は1回30分、頻度は週3回程度です。

入浴

シャワーのみで済ませず、湯船にお湯をはって入浴しましょう。
入浴の前後に十分な水分と適度な塩分を補給し、入浴して適度に汗をかくと良いでしょう。目安として入浴の頻度は2日に1回程度です。

熱中症警戒アラートについて

熱中症警戒アラートは、熱中症の危険性が極めて高い暑熱環境になると予想される日の前日夕方または当日早朝に都道府県(北海道、鹿児島県、沖縄県は府県予報区単位)ごとに発表されます。
今年の情報発信は、令和7年4月23日(水曜日)~10月22日(水曜日)までの期間となります。

発表されている日には、外出を控える、エアコンを使用する等の、熱中症の予防行動を積極的にとりましょう

発表基準・タイミング

発表基準

都道府県内においてすべての暑さ指数情報提供地点(※)における、翌日・当日の日最高暑さ指数(WBGT)が33に達する場合

※神奈川県は海老名、横浜、辻堂、小田原、三浦の5地点

タイミング

前日17時頃及び当日午前5時頃

「熱中症警戒アラート」の発表状況を知るには

熱中症警戒アラートの発表は、ニュースや市防災無線等の多くの手段で知ることができます。
また、環境省公式アカウントによるLINEなどで情報を受け取ることができますので、是非、ご活用ください。

環境省LINEアプリによる情報配信

環境省公式LINEの登録はこちら

暑さ指数

熱中症警戒アラート発表時の予防行動

  • 外出はできるだけ控え、暑さを避けましょう。
  • 熱中症のリスクが高い方に声かけをしましょう。
  • 普段以上に「熱中症予防行動」を実践しましょう。
  • 外での運動は、原則、中止/延期をしましょう。
  • 暑さ指数(WBGT)を確認しましょう。

暑さ指数(WBGT)とは

暑さ指数(WBGT)とは、気温、湿度、輻射熱(日差し等)からなる熱中症の危険性を示す指標で、「危険」「厳重警戒」「警戒」「注意」「ほぼ安全」の5段階があります。段階ごとに熱中症を予防するための生活や運動の目安が示されていますので、日常生活の参考にしましょう。

熱中症を予防するための生活や運動の目安
暑さ指数(WBGT)(℃) 目安 日常生活における注意事項 熱中症予防運動指針
31以上 危険

高齢者においては安静状態でも発生する危険性が大きい。外出はなるべく避け、涼しい室内に移動する。

運動は原則中止
特別の場合以外は運動を中止する。特に子どもの場合には中止すべき。

28以上
31未満

厳重警戒 外出時は炎天下を避け、室内では室温の上昇に注意する。 激しい運動は中止
熱中症の危険性が高いので、激しい運動や持久走など体温が上昇しやすい運動は避ける。10~20分おきに休憩をとり水分・塩分を補給する。暑さに弱い人※は運動を軽減または中止。
25以上
28未満
警戒 運動や激しい作業をする際は定期的に充分に休息を取り入れる。 積極的に休憩
熱中症の危険が増すので、積極的に休憩をとり適宜、水分・塩分を補給する。激しい運動では、30分おきくらいに休憩をとる。
25未満 注意 一般に危険性は少ないが激しい運動や重労働時には発生する危険性がある。 積極的に水分補給
熱中症の兆候に注意するとともに、運動の合間に積極的に水分・塩分を補給する。

日本生気象学会「日常生活における熱中症予防指針Ver.4」及び公益財団法人日本スポーツ協会「スポーツ活動中の熱中症予防ガイドブック」より抜粋
※体力の低い人、肥満の人や暑さに慣れていない人など。

熱中症特別警戒アラートについて

熱中症特別警戒アラートとは、過去に例のない危険的な暑さにより熱中症による重大な健康被害が生ずるおそれのある場合に、環境省から発表されます。

具体的には、熱波が都道府県の域を超えて広域に発生し、熱中症救急搬送者数の大量発生を招き、医療の提供に支障が生じるような状況です。


今年の情報発信は、令和7年4月23日(水曜日)~10月22日(水曜日)までの期間となります。

発表標準・タイミング

発表基準

都道府県内においてすべての暑さ指数情報提供地点(※)における、翌日の日最高暑さ指数(WBGT)が35に達する場合

※神奈川県は海老名、横浜、辻堂、小田原、三浦の5地点

タイミング

前日10時頃時点における翌日の予測値で判断し、前日14時頃に発表

発表時の対応・予防行動

本市の対応

厚木市熱中症特別警戒情報発表時の対応指針に基づき対応を試行します。

  • 市民の皆様への周知
  • 公共施設の利用制限
  • 市主催・共催イベントの中止
  • クーリングシェルターの開放

予防行動のポイント

熱中症特別警戒アラートが発表された場合、普段心がけいただいている熱中症予防行動と同じ対応では不十分な可能性があります。
命に関わる危険な暑さから身を守るため、次の予防行動を徹底してください。

  • 外出はできる限り避け、エアコン等を使用し、室内等の涼しい環境で過ごす
  • こまめな休憩や水分補給、塩分補給
  • 熱中症にかかりやすい、高齢者、子ども、持病のある方などは、自ら積極的に対策を徹底し、周囲の方もこうした方への声掛けを徹底
  • 管理者がいる場所やイベント等について、暑さ指数(WBGT)等の実測の上、責任者が、管理者がいる場所やイベント等において、適切な熱中症対策が取れていることを確認し、適切な熱中症対策が取れない場合は中止、延期を検討
  • クーリングシェルター(指定暑熱避難施設)の活用(自宅にエアコンがある場合等、涼しい環境が確保できる際には、クーリングシェルターへの移動は必須ではありません)

クーリングシェルター

熱中症特別警戒アラートが発表された場合に、暑さをしのぐ場所として、市内の冷房設備を有する次の施設を「指定暑熱避難施設(クーリングシェルター)」として開放します。なお、避難の際は、日差しが強くなる前に行動し、飲み物や食料など必要なものを持参してください。

・各公民館
・市民交流プラザ
・厚木市保健福祉センター
※開放時間等の詳細は「厚木市熱中症特別警戒情報発表時の対応指針」をご確認ください

「大塚製薬株式会社との健康増進に関する包括連携協定」に基づく熱中症対策

熱中症対策に関する啓発リーフレットの配布

大塚製薬株式会社との協定事業です。
熱中症対策を呼びかけるリーフレットを作成いただきました。
作成いただいたポスターは、下記よりご自由にダウンロードしてお使いいただけますので、ぜひご活用ください。

子ども
高齢者

制作:NPO法人気象キャスターネットワーク
協力:大塚製薬

大塚製薬株式会社との健康増進に関する包括連携協定については、こちらをご覧ください。

熱中症が疑われる人をみかけた時は

  1. 建物内や日陰など涼しい場所へ避難させる。
  2. 衣服をゆるめて休ませ、身体を冷やす。
  3. 水分・塩分を補給する。
    なお、自力で水を飲めない、意識がない場合は、ただちに救急車を呼びましょう。 

啓発にご利用ください

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健康こどもみらい部 健康医療課 健康医療係
〒243-0018
厚木市中町1-4-1
電話番号:046-225-2174
ファックス番号:046-224-8407

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