メールマガジン「ゲートキーパースキルアップ講座(令和7年4月号)」

更新日:2025年04月15日

公開日:2025年04月15日

ゲートキーパー、こころの相談、自殺対策などに関する情報をお届けします。

今月のテーマ:統計資料からみる自殺の現状

☆全国の自殺者数と交通事故死亡者数

全国では、令和6年に20,061人の方が自殺で亡くなりました。

交通事故死亡者数2,610人の約7.7倍です。

自殺者数と交通事故死亡者数の年次推移

☆年齢階級別動機別割合

全国で自殺で亡くなった方の年齢階級別にみた自殺の原因と動機別の割合を示した表です。

10代以外は健康問題が1位となっています。

第2、3位は年代によって入れ替わりはありますが、経済・生活問題、家庭問題がほとんどです。

 

ただし、自殺まで追い込まれてしまう人のほとんどが、一つの問題ではなく、複数の問題を同時に抱え悩んでいたと言われています。

年齢階級別動機別割合

順位

1位

2位

3位

年代

原因

原因

原因

10代

学校問題

健康問題

家庭問題

20代

健康問題

経済・生活問題

勤務問題

30代

健康問題

経済・生活問題

家庭問題

40代

健康問題

経済・生活問題

家庭問題

50代

健康問題

経済・生活問題

家庭問題

60代

健康問題

経済・生活問題

家庭問題

70代

健康問題

家庭問題

経済・生活問題

☆年齢階級別割合

全国の自殺で亡くなった方の年齢階級別の割合です。

一番多いのは50代の方、ついで40代の方が多い状況です。

年齢階級別割合(厚生労働省 地域における自殺の基礎資料R6自殺日)

☆厚木市の現状

厚木市の自殺者数は、平成23年(東日本大震災の起こった年です)の61人をピークに、平成24年以降ほぼ40人台で推移していましたが、平成30年30人に減少しました。

しかし、令和3年以降令和5年まで増加傾向にありました。

令和6年は28人の方が自殺で亡くなりました。令和5年の42人から14人の減少です。

内訳は男性が19人、女性が9人と男性の方が多くなっています。全国規模のデータでも男性の方が多くなっています。

厚木市自殺者数の推移

自殺対策では、悩んでいる人に寄り添い、関わりを通して「孤独・孤立」を防ぎ、支援することが重要です。

ゲートキーパーとは、自殺の危険を示すサインに気づき、適切に対応できる人のことです。

一人でも多くの方に、ゲートキーパーとしての意識を持っていただき、それぞれの立場でできることから進んで行動を起こしていくことが自殺対策につながります。

本市では、ゲートキーパーについて学ぶ「ゲートキーパーになろう!講座」を開催します。また講座を受講された方に本メールマガジンを配信しております。皆様のご受講、メールマガジンのご登録をお待ちしております。

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今月のお知らせ

厚木市 「いのちのサポート相談」

つらい、消えたいという思いを、臨床心理士にご相談いただけます。

4月24日(木曜日)午前

5月12日(月曜日)午後

5月30日(金曜日)午前

厚木市 「ゲートキーパーになろう!講座」

身近な誰かのこころをサポートするヒントを学べます。

6月25日(水曜日)10:30~12:00

この記事に関するお問い合わせ先 inquiry

健康こどもみらい部 健康医療課 健診・予防係
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厚木市中町1-4-1
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