ゲートキーパーフォローアップ講座No.3「自殺を考えている人の心理状態」
テーマ:「自殺を考えている人の心理状態」
ゲートキーパーとして支援する時には、自殺を考えている人の心理状態を知ることが重要です。
自殺に追い詰められる際に認められる心理や状態は、次のものが挙げられます。しかし、それぞれの状況で、全ての状態が認められる場合もあれば、この中のいくつかが当てはまる場合もあります。

・絶望感
「もうどうすることもできない」と絶望する気持ち。
・孤立
客観的に、社会的に他者とのつながりが途絶えてしまう状態。
・孤独感
「誰も助けてくれない」、「自分はひとりきりだ」と孤独を感じる気持ち。
・悲嘆
「悲しい」と思う気持ち。
・焦燥感
「今すぐに何とかしないといけない」と焦る気持ち。
・衝動性
切迫して、すぐさま自殺行動や危険行動をしかねない状態。
・強い苦痛感
「苦しい」、「辛い」と思う気持ち。
・無価値観
「生きる価値がない」、「生きる意味がない」、「自分なんかいない方がいい」と自分に価値がないと感じる気持ち。
・怒り
自分が自殺を考えるまでに至った社会環境や状況などのさまざまな対象への強い怒り。
・投影
自分の感じている気持ちを、まるで相手が感じているかのように考える。相手は本人が悪いとは思っていないのにも関わらず、「どうせ私が悪いって思っているんでしょ」と考える等。
・否認
現実のことを認めることができない状態。
・将来の希望がないという見通しのなさ
「どんなことをしても何も変わらない」、「この辛さはいつまでも続く」と考えること。
・諦め
「もうどうなっても構わない」、「もうどうすることもできない」と諦めてしまうこと。
・解離
普段の意識状態ではなくなり、今ある現実と考えや気持ちに断絶が起きている状態。「何をしたのか覚えていない」、「周りの状態に対して現実感がない。」等。
・両価性
「生きたい」気持ちと、「死ぬしかない」気持ちがゆれうごく状態。
・自殺念慮
自殺という能動的な行為で人生を終わらせようという考え方。
・心理的視野狭窄
気持ちに余裕がなくなり、「ものの見方」が非常に狭くなった結果、考え方が極端になり、自殺することが唯一の解決策だと思い込んでしまうこと。
また、自殺者の8割から9割の方が精神科の病気にかかっていたと言われています。しかし、それらの方々が精神科医療機関に受診していたというわけではなく、自殺に至った時点での精神状態の多くは、精神科の病気にかかっていたということです。そして、その多くの方は、ご本人もご家族もそのことには気づいていないため、精神科治療につながっていなかったと考えられています。
適切に精神科治療やケアを行うことで防止可能な自殺は多くあります。
時に、悩みを抱える人に対して支援を行おうとすると、「助けてくれなくていい」、「誰も信じられない」、「あなたに何が分かる」と話され、支援を断られる場合もあります。支援を断る背景として、このような心理状態がある可能性を踏まえて、ゲートキーパーとして見守りを続けていくことが大切です。
今、悩みを抱えている方へ
つらい、消えたい、死んでしまいたいと思ったら、一人で抱え込まずに相談を
ストレスマウンテンあつぎ(厚木市自殺・うつ病予防対策Webサービス)
この記事に関するお問い合わせ先
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更新日:2026年04月01日
公開日:2026年04月01日