農用地利用集積制度の概要

利用権設定等促進事業とは

利用権設定等促進事業とは、農業者の高齢化や後継者不足などの理由による遊休農地化を防止し、農地等の利用の最適化を推進するため、農地を貸したい農地所有者と農地を借りたい農業者との間に市が入り、農地の貸し借りを促進する事業です。
市が間に入るため、貸人と借人双方が安心して農地の貸し借りをすることできます。

対象となる農地とは

市街化区域内の農地を除いた農地が対象となります。

区域区分(市街化区域及び市街化調整区域)

申出者の要件とは

農地を借りる方の要件は次の3つの要件を満たす必要があります。
（貸し手の要件はありません）

現在経営している全ての農地について、耕作を行うこと
借りる農地を効率的に利用し、耕作を行うと認められること
必要な農作業に常時従事すると認められること（原則年間150日以上）

期限満了で自動的に農地が返却されます

利用権設定により貸し借りされた農地は、設定した期限が満了すると、離作料の支払いや手続きをすることなく、自動的に農地所有者の元に返ってきます。
また、期限満了前には、農業委員会からお知らせが届くため、安心して貸し借りを行うことができます。
期限満了前に、再設定による農地の継続利用をしたり、両者の合意による途中解約をしたりすることも可能です。

農地の貸し借り