熱中症に気を付けましょう
熱中症とは
熱中症とは、暑い環境で体温の調整ができなくなった状態で、めまいや吐き気、頭痛、失神等様々な症状をきたし、最悪の場合は死に至る疾患です。誰でもなる可能性があり、運動中だけでなく、室内でも起こります。日頃からしっかり予防するようにしましょう。
軽度 | めまい、立ちくらみ、筋肉痛、汗がとまらない |
中度 | 頭痛、吐き気、体がだるい(倦怠感)、虚脱感 |
重度 | 意識がない、けいれん、高い体温、まっすぐに歩けない、走れない |
本市の熱中症(疑い含む)救急搬送の状況
熱中症で搬送された人の約40%が屋内で発症しています。屋外だけでなく、屋内でも注意が必要です。
また、年齢問わず発症しています。特に子どもや高齢者は症状に気づきにくいため、周りの人の注意が必要です。
熱中症を予防するためには
暑さを避けましょう
- エアコンを利用する等、部屋の温度を調整
- 感染症予防のため、換気扇や窓開放によって換気を確保しつつ、エアコンの温度設定をこまめに調整
- 暑い日や時間帯は無理をしない
- 涼しい服装にする
- 急に暑くなった日等は特に注意する
ひと涼みスポット
熱中症予防を目的とした短時間の滞在施設として、公民館等をひと涼みスポットとして開放しています。
日中の強い日差しを一時的に避け、少し休憩するなどまち歩きの際にご活用ください。
ひと涼みスポットをご利用ください
こまめに水分補給しましょう
- のどが渇く前に水分補給
- 1日あたり1.2リットルを目安に
- 大量に汗をかいた時は塩分も忘れずに
日頃から健康管理をしましょう
- 栄養や睡眠を十分にとるなど、日頃からの健康管理に気をつけましょう
- 体調の悪いときには無理をしないように注意をしましょう
『隠れ脱水症』のセルフチェック
【厚生労働省】働く人の今すぐ使える熱中症ガイド(外部サイト)
暑熱順化に有効な対策
体を暑さに慣れさせることが重要なため、実際に気温が上がり、熱中症の危険が高まる前に、無理のない範囲で汗をかくことが大切です。
暑くなる前から余裕をもって、運動や入浴をすることで、汗をかき、体を暑さに慣れさせましょう。
※暑熱順化には個人差もありますが、数日から2週間程度かかります。
ウォーキング・ジョギング
帰宅時にひと駅分歩く、外出時にできるだけ階段を使用するなど、意識して少し汗をかくような動きをしましょう。
目安として、ウォーキングの場合の時間は1回30分、ジョギングの場合の時間は1回15分、頻度は週5日程度です。
サイクリング
通勤や買い物など、日常の中で取り入れやすいのがサイクリングです。
目安として、時間は1回30分、頻度は週3回程度です。
入浴
シャワーのみで済ませず、湯船にお湯をはって入浴しましょう。
入浴の前後に十分な水分と適度な塩分を補給し、入浴して適度に汗をかくと良いでしょう。目安として入浴の頻度は2日に1回程度です。
熱中症警戒アラートについて
熱中症警戒アラートは、熱中症の危険性が極めて高い暑熱環境になると予想される日の前日夕方または当日早朝に都道府県(北海道、鹿児島県、沖縄県は府県予報区単位)ごとに発表されます。
今年の情報発信は、令和6年4月24日(水曜日)~10月23日(水曜日)までの期間となります。
発表されている日には、外出を控える、エアコンを使用する等の、熱中症の予防行動を積極的にとりましょう。
「熱中症警戒アラート」の発表状況を知るには
熱中症警戒アラートの発表は、ニュースや市防災無線等の多くの手段で知ることができます。
また、環境省公式アカウントによるLINEなどで情報を受け取ることができますので、是非、ご活用ください。
環境省公式LINEの登録はこちら
熱中症警戒アラート発表時の予防行動
- 外出はできるだけ控え、暑さを避けましょう。
- 熱中症のリスクが高い方に声かけをしましょう。
- 普段以上に「熱中症予防行動」を実践しましょう。
- 外での運動は、原則、中止/延期をしましょう。
- 暑さ指数(WBGT)を確認しましょう。
リーフレット(熱中症警戒アラート 発表時の予防行動) (PDFファイル: 687.3KB)
暑さ指数(WBGT)とは
暑さ指数(WBGT)とは、気温、湿度、輻射熱(日差し等)からなる熱中症の危険性を示す指標で、「危険」「厳重警戒」「警戒」「注意」「ほぼ安全」の5段階があります。段階ごとに熱中症を予防するための生活や運動の目安が示されていますので、日常生活の参考にしましょう。
暑さ指数(WBGT)(℃) | 目安 | 日常生活における注意事項 | 熱中症予防運動指針 |
31以上 | 危険 |
高齢者においては安静状態でも発生する危険性が大きい。外出はなるべく避け、涼しい室内に移動する。 |
運動は原則中止 特別の場合以外は運動を中止する。特に子どもの場合には中止すべき。 |
28以上 |
厳重警戒 | 外出時は炎天下を避け、室内では室温の上昇に注意する。 | 激しい運動は中止 熱中症の危険性が高いので、激しい運動や持久走など体温が上昇しやすい運動は避ける。10~20分おきに休憩をとり水分・塩分を補給する。暑さに弱い人※は運動を軽減または中止。 |
25以上 28未満 |
警戒 | 運動や激しい作業をする際は定期的に充分に休息を取り入れる。 | 積極的に休憩 熱中症の危険が増すので、積極的に休憩をとり適宜、水分・塩分を補給する。激しい運動では、30分おきくらいに休憩をとる。 |
25未満 | 注意 | 一般に危険性は少ないが激しい運動や重労働時には発生する危険性がある。 | 積極的に水分補給 熱中症の兆候に注意するとともに、運動の合間に積極的に水分・塩分を補給する。 |
日本生気象学会「日常生活における熱中症予防指針Ver.4」及び公益財団法人日本スポーツ協会「スポーツ活動中の熱中症予防ガイドブック」より抜粋
※体力の低い人、肥満の人や暑さに慣れていない人など。
「日常生活における熱中症予防指針」Ver.4 (PDFファイル: 1.5MB)
「大塚製薬株式会社との健康増進に関する包括連携協定」に基づく熱中症対策
熱中症対策に関する啓発リーフレットの配布・動画の配信
大塚製薬株式会社との協定事業です。
熱中症対策を呼びかけるリーフレットを作成いただきました。
作成いただいたポスターは、下記よりご自由にダウンロードしてお使いいただけますので、ぜひご活用ください。
また、気象予報士による熱中症対策をわかりやすく解説した啓発動画もぜひご覧ください。
子供向け熱中症対策リーフレット (PDFファイル: 1.6MB)
高齢者のための熱中症対策リーフレット (PDFファイル: 878.4KB)
アクティブシニア熱中症対策 (PDFファイル: 1.3MB)
制作:NPO法人気象キャスターネットワーク
協力:大塚製薬
大塚製薬株式会社との健康増進に関する包括連携協定については、こちらをご覧ください。
熱中症が疑われる人をみかけた時は
- 建物内や日陰など涼しい場所へ避難させる。
- 衣服をゆるめて休ませ、身体を冷やす。
- 水分・塩分を補給する。
なお、自力で水を飲めない、意識がない場合は、ただちに救急車を呼びましょう。
啓発にご利用ください
熱中症 ~ご存じですか?予防・対処法~ (PDFファイル: 2.4MB)
熱中症予防についてのリーフレット (PDFファイル: 539.1KB)
障がいをお持ちの方へ~熱中症対策リーフレット (PDFファイル: 960.1KB)
熱中症予防(知的・発達障害の方向け) (PDFファイル: 1003.6KB)
熱中症予防(視覚障害をお持ちの方向け) (PDFファイル: 1011.2KB)
熱中症予防(手足・体幹に 障害のある方向け) (PDFファイル: 1.1MB)
熱中症予防(介助者や周囲の方へのお願い) (PDFファイル: 1015.3KB)
熱中症予防(夏場の外出に慣れてない方) (PDFファイル: 1023.9KB)
エアコンが使用できないときの熱中症対策 (PDFファイル: 1.1MB)
関連ページ
この記事に関するお問い合わせ先
健康こどもみらい部 健康医療課 健康医療係
〒243-0018
厚木市中町1-4-1
電話番号:046-225-2174
ファックス番号:046-224-8407
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更新日:2024年08月05日
公開日:2021年04月28日