【厚木市地域包括ケア推進会議】令和5年度第3回会議結果

更新日:2024年02月19日

公開日:2024年02月19日

会議経過報告

  令和5年度 第3回 厚木市地域包括ケア推進会議
会議主管課                             福祉部 地域包括ケア推進課 地域包括ケア推進係
開催日時 令和6年2月1日(木曜日)午後2時~ 3時13分
開催場所 あつぎ市民交流プラザルーム610
出席者

〇地域包括ケア推進会議 委員13人

〇市民健康部 健康長寿推進課長

〇福祉部 部長、地域包括ケア推進課長、福祉総務課長、生活福祉課長、障がい福祉課長、介護福祉課長、生活福祉課課長、福祉政策係主幹兼係長、障がい給付係長、事務局(地域包括ケア推進係長、同係員)

説明者 事務局(地域包括ケア推進係)


 

委員15人中13人出席(過半数)により会議は成立

会議の経過は次のとおりです。

 

1 開会 (地域包括ケア推進課長)

 

2 あいさつ

(1)会長

(2)福祉部長

 

3 案件

(1)パブリックコメントの結果について

ア 厚木市地域福祉計画(第6期)

 

■会長:案件(1)パブリックコメントの結果について、アの厚木市地域福祉計画(第6期)の説明をお願いします。

 

= 資料1-1について福祉総務課長から説明 =

 

■会長:ありがとうございます。何か御意見のある方はお願いいたします。特にございませんかね。では、ありがとうございました。

 

イ 厚木市障がい者福祉計画(第7期)

 

■会長:続きまして、イの厚木市障がい者福祉計画(第7期)の説明をお願いします。

 

= 資料1-2について障がい福祉課長から説明 =

 

■会長:ありがとうございます。御意見や御質問がある方はお願いいたします。

私から質問ですが、すべての項目が1人の御意見なので、それがどうなのかということは分からないのですが、実際に現場で障がい者の方に関わっている方々で言うと医療費や利用券の問題などは、いかがなものでしょうか。せっかく要望されてきているものが、本当に個人の考えだけなのか、実は現状悩まれて本当に問題なのか。

 

■委員:市町村によっては、B2までみたいなところもありますがB1ぐらいまで出ているところもあります。厚木市は、どちらかというと水準以上で充実しているかなというところです。

 

■委員:厚木市は3級から出ているのでしょうか。

 

■福祉部長:障がいの種別によっても、様々な部分がございますが、基本的には神奈川県の方で、重度障がい者の医療費について、補助しております。

 

■委員:3級は、際どいところなのだと思うのですが、部分的にリウマチ等が出ている場合もあります。

 

■障がい福祉課長:いくつかの障がいが組み合わさった場合に、確か3級の対象になると思います。

 

■委員:よくこれも知られてないっていうか、先ほど地域包括ケアも分からないって意見がありましたが、障がいも非常に不明瞭なところがあって、実際に使える援助を使っていないこともあります。特にリウマチの場合は、薬が高く、結構大きな話になっているのかなと思います。周知方法はどうなっていますか。

 

■障がい福祉課長:障がい者の医療費は、ホームページや障がい者のサービスをまとめた冊子「厚木市障害福祉制度のあらまし」等で周知しております。必要であれば、私どものところに来ていただければ、用意はできます。

 

■委員:厚木のこういう基準は特に県の基準よりも広げていますか。

 

■障がい福祉課長:県の基準に対して、広げております。

 

■委員:広げているのですよね。そこのところは、ちゃんと周知されているのでしょうか。

 

■障がい福祉課長:もちろん周知しております。先ほど申し上げましたが、今回1人の方からそういった御意見をいただいておりますが、他の方や障がい者団体の方からも、「対象を広げてください」という御意見をいただいております。やはり市の財政に関わるものですから、なかなかすぐにお返事をすることは難しいところです。私どもは他市の状況を見つつ、どこまでが適正なのかを研究させていただいている所です。

 

■委員:なぜそのようなことを聞くかというと、3級はちょうど境目で、リウマチの患者さんも、ちょっと高いから治療をやめようかなと思う方もいらっしゃいます。

 

■福祉部長:周知方法につきましては、また改めてお話させていただきますので、よろしくお願いします。

 

■会長:ほか、よろしいですか。

 

ウ 厚木市高齢者保健福祉計画・介護保険事業計画(第9期)

 

■会長:続きまして、ウの厚木市高齢者保健福祉計画・介護保険事業計画(第9期)について、御説明をお願いいたします。

 

= 資料1-3について介護福祉課長から説明 =

 

■会長:ありがとうございます。御意見や御質問がある方はよろしくお願いいたします。よろしいですか。特にありませんので、以上にしたいと思います。

 

(2) 令和5年度厚木市の在宅医療・介護連携推進事業の取組実績について

 

■会長:では、案件を進めていきたいと思います。続きまして(2)令和5年度厚木市の在宅医療・介護連携推進事業の取組実績について説明をお願いします。

 

= 資料2について事務局から説明 =

 

■会長:ありがとうございました。御意見や御質問がありましたら、よろしくお願いいたします。

 

■委員:南毛利地区で実施した地域版多職種研修会は、どのような感じでやられていたのでしょうか。

 

■地域包括ケア推進係副主幹兼係長:南毛利地区で行わせていただいた地域版多職種研修会においては、医師会の御協力をいただきまして、3名の先生をお呼びしまして、認知症の関係のグループワークをさせていただいております。参加者には薬剤師会やケアマネジャーなど、様々な職種の方に来ていただきました。以上です。

 

■委員:ありがとうございます。南毛利地区の事業者の方も参加していましたか。

 

■地域包括ケア推進係副主幹兼係長:地域包括支援センターの方に、一緒に開催していただけないかということでお声をかけてさせていただき、南毛利地域包括支援センターが手を挙げていただきました。南毛利包括支援センターから地域にある事業所にお声をかけていただいて、集まっていただいたという経緯になります。

 

■会長:ありがとうございます。他はいかがでしょうか。それでは、以上にしたいと思います。

 

(3) 在宅医療・介護連携の評価指標について

 

■会長:次の案件に移りたいと思います。(3)在宅医療・介護連携の評価指標について、説明をお願いいたします。

 

= 資料3について事務局から説明 =

 

■会長:ありがとうございます。なかなか評価指標は難しいところですね。

御質問や御意見がありましたら、よろしくお願いいたします。

 

■委員:最終的に「自宅での死亡の割合」っていうところが出ているので、中間指標の退院支援のところに、「円滑な在宅移行への支援」がありますが、それをちょっと下の方にずらした方が分かりやすくなるのかなと思います。退院と在宅が一緒だと、リンクしないのかなっていう気持ちはありました。

 

■地域包括ケア推進係副主幹兼係長:御意見としていただきまして、組み替えたり等検討します。

 

■会長:他にございますでしょうか。

 

■委員:初期指標の中C311・312っていうところと、その上の通所リハビリテーション事業所の参加の有無、小規模多機能型介護事業所の参加の有無など、重複しているものが多分出てきているのかなと思います。

B307・309は同じ、B311・312も同じです。

内容について、この流れを見ると、何かあって入院して退院するところからスタートし、日常があって、そのあと急変して看取りっていうイメージだと思いますが、必ずしも急変じゃない看取りもあると思います。せっかくACPでじぶんノートが完成しましたっていう話もあった中で、日常の療養支援の中にACPに関するものが具体的に入って、Bの市民啓発の中に入っていくのか。またはっきり言葉として、じぶんノートの活用件数みたいなふうになってくると、具体的で良いのかなと思いました。

 

■地域包括ケア推進係副主幹兼係長:検討させていただきます。以前も参考資料を作る時にこちらの会議でお示しして、皆様から御意見をいただいて、こちらの指標を作成しております。その時にも、やはり評価指標で具体的な数字を出した方がいいのかどうかっていう御意見をいただいております。その中で、具体的な数字で追っていった方がいいものなのかどうなのかを、検討して今回このロジックモデルでやっていくと良いのかなということもありましたので、さらに検討させてもらえればと思います。ありがとうございます。

 

■会長:そうですね。多分先生の御指摘のように、この矢印の進め方がよろしくないのかなと思います。退院支援から始まってこう進んでいっちゃうっていうシナリオみたいになっているように感じます。参考資料内の2ページ目にある厚労省が出している在宅医療・介護連携のイメージって、実は場面が決まっていますっていうイメージを厚労省が出しているので、先生がおっしゃるとおり、日常の療養支援の中でだんだん弱っていく人も当然いられるし、元気だった方が急変をしちゃうって方もいられるので、うまくどう並行して進められるようなロジックにしていただければいいのかなと思います。他に御意見や御質問はよろしいですか。

 

■委員:今の話なら、だいたいわかりましたが、この資料の重み付けはどうなっていますか。

 

■地域包括ケア推進係副主幹兼係長:重み付けについては特に考えておりません。ここに出ている指標が上がっていけば最終目標も上がっていくであろうということで、出している指標になります。こちらの参考資料の方にも、いくつかグラフは載せさせていただいているんですけども、その経年変化を見ていく中で、最終のこちらの指標が上がるっていうところを考えているため、重み付けは特にありません。

 

■委員:現実に起きていることをいろいろ考えると、例えば介護施設で、インフルエンザ陽性になったとき、在宅で看護師が行けるのかとか、あるいはドクターが行けるのかとか、結構大変です。在宅医療と介護連携が必ずしもスムーズにいってない部分があります。そういう部分を、ロジックモデルはいいんですけども、連携を考えて、スピーディーに対応しなきゃいけないところが一番重要になってくるので、そういったところが今後の課題なのかなと思いました。

 

■会長:ありがとうございます。他に御意見はありますでしょうか。

 

■委員:訪問看護がすごく注目を浴びているかなって思いながら見ていましたが、現状として、訪問看護の緊急加算は、ほとんどの訪問看護ステーションにおいて、取っていると思います。例えば、トイレ介助とかおむつ交換とか、本当の緊急ではないことも結構多くあるところが問題になっていまして、そこを担うヘルパーさんが少ないっていうところが、厚木市はかなり現状的に難しくなっているなと思います。そこをもっと充実させるとうまく回るのかなと思います。

また、この最終指標に違和感を持ちました。「自宅での死亡割合」が増えることが、本当にすべていいことなのかと疑問に感じます。本当に今の現状を見るとやはり、御家族もお仕事されていたり、現実的になかなか自宅で亡くなるのが1番いいことなのでしょうか。やはりそれができる方・できない方、望む方・望まない方っていうのがいらっしゃるので、自宅って限定してしまうところにすごく違和感を持ちました。

 

■地域包括ケア推進係副主幹兼係長:ありがとうございます。最終目標に何を持っていったらいいのかという御審議をしていただければありがたいと思っています。

 

 

■委員:自分が望むところで亡くなれるみたいなものでしょうか。そこの判断基準は非常に難しいと思います。それこそACPとかにも関わってくると思うんですが、いろんなとこで亡くなられるみたいなところが、一番望ましいのかなと思いますけど、どうでしょうか。

 

■会長:おっしゃるとおり、希望される方によって、それぞれだと思います。この指標はどのような位置付けですか。

 

■地域包括ケア推進係副主幹兼係長:資料を作ってから1年ぐらい経っているので、PDCAサイクルで考えていかなければならないというところで、示させていただいているところです。先ほどの委員の方がおっしゃるところは、すごくよく分かります。「私は特養で亡くなりたくて、特養で亡くなった」っていうような指標が取れるのであれば、そういうのを載せていくのが一番だとは思います。自分の希望するところで亡くなられているっていうような指標はなかなか取れない現状にあります。

最終的な目標として、何を掲げていくかっていうところを事務局の方で考えさせていただいた中で、厚木市は自分が希望するところで、亡くなれること、最期まで過ごせるっていうことが目標としてあります。講演会等でアンケートを取ると自宅を希望される方々も多いので、このような指標を掲げさせていただいているというところになっています。

 

■委員:自宅というのは、要するに家だけなのでしょうか。

 

■会長:(老人ホーム等含む)みたいなやつですよね。

 

■委員:そうですよね、今の話でいくと特養は入らないということになります。

 

■地域包括ケア推進係副主幹兼係長:そうなります。

 

■会長:老人ホームで看取りをしたとき「家で最期まで過ごせましたね」と言っています。

 

■委員:だから、違和感を持ちました。

 

■地域包括ケア推進係副主幹兼係長:特別養護老人ホームは「終の住処」と言われているところですので、否定しているわけではありません。

 

■委員:だからここに書いてある自宅という意味をもう少し明確化しないと、話がおかしくなってしまうので、病院でも結局在宅サービスは、自宅の方がいいわけですよね。

 

■地域包括ケア推進係副主幹兼係長:市としてこの自宅はどこを含むかっていうのは、追加で載せさせてもらいたいと思います。

 

 

■会長:希望する場所の中の立ち位置になった時に、各職種の方がどういうことをやっていけるかっていうこと、あと中間指標はその評価項目をしっかり設定するってことでよろしいですか。もし各職種の方でこういう評価項目があって、こうした方が分かりやすいっていうことがありましたら、少し教えていただきながら、より良いものを作っていければいいのかなと思っています。

本当に選択肢がいろいろあると思いますので、なかなかひと通りに決めるのは難しいと思うのですけれども、先ほど見てきたように、いろいろな状況の患者さんがいると思います。そういう方々の希望にかなえられる体制のために、各職種がどういうことができるかっていうのを、さらに御検討していただいて、充実するものを作っていきましょう。

他に御意見はありますか。

 

■委員:指標となっている書き方とか言葉なんですけど、例えば上から、病院診療所とか病院とかっていうふうに書いてあるものもあれば、下の方だと事業所数って数まで書いてあるものがあるので、統一してもう少し明確にしてもらうといいかなと思います。

 

■地域包括ケア推進係副主幹兼係長:ありがとうございます。先ほど、委員の方からもありましたように、重複していたり、表記に数が入っていたり、入っていなかったりというところは、精査させていただきたいと思います。ありがとうございます。

 

■会長:ありがとうございます。他に御意見はよろしいでしょうか。これはまた次回以降も、案件に出てくるのでしょうか。

 

■地域包括ケア推進係副主幹兼係長:これで精査をさせていただいて、足したり引いたりっていうのが、あれば御意見をいただければと思います。経年評価をしていかなければならないものなので、この評価指標については、数字を取っていくという形でさせていただければと思います。

 

■会長:他に御意見等はよろしいでしょうか。

 

■委員:全体的にケアマネジャーが関わる割に、居宅の言葉がちょっと少ないのが寂しく、いっぱいやれと言われている割に、そんなに書いてないという感想を持ちました。何よりこの退院支援のところに、居宅が関わっていないっていうのが、現実的じゃないのかなと思います。ここから関わらせていただくことで、終末まで最期まできちんと看取りができると考えている部分もあるので、もう少しこの居宅の関わりをどこにどう扱ったらいいのかを明確にしていただけるとありがたいと思う反面、また全部ケアマネジャーかよってほかのケアマネジャーさんたちに言われるのもちょっと心苦しいなと思います。以上です。

 

■地域包括ケア推進係副主幹兼係長:ありがとうございます。この大元になっているのが国や県が出している在宅医療・介護連携推進事業で、マニュアルのバージョン3というのが出ているんですけど、そこでこういう評価指標を使っていくと良いのではないかというのを参考にさせていただきながら、掲げさせていただいております。確かに居宅の方が、退院から最期の看取りまで、とても大事な役割だということは認識しておりますので、入れていかせていただければと思っています。ありがとうございます。

 

■会長:他に御意見等はございますか。

 

■委員:大元の大元に帰ってしまいますが、例えば、10年後に御老人がこれぐらいで、自宅で亡くなる割合っていうのが推定できると思うのですけれども、それっていうのは何人ぐらいで何%ぐらいになるっていうのが、推定されているのでしょうか。

 

■地域包括ケア推進係副主幹兼係長:御自宅の方で、どのぐらいの割合かっていうのは私たちはちょっと把握していないので、お答えができません。

 

■オブザーバー:神奈川県西部について、地域医療構想で2025年、2035年どれぐらい在宅患者がいるかという推計はされていて、神奈川県西部ではこれぐらいという数は神奈川県庁のホームページに載っていると思います。

それを按分して、厚木の場合、海老名と厚木と流入がありますから、それをさばくと、1日当たりどれぐらい在宅患者がいそうか等の数値が出ます。多分看取りの数も、数は出せるのだと思います。

その先がありまして、医師会として、神奈川県西部としてはその数を診るという、合意ができているわけですね。これぐらいの患者さんが、1日当たり地元の先生たちは在宅で診ますという合意形成ができたものが、載っていますけど、厚木に按分した時に厚木医師会と市として、数を納得しているかどうかはまた別の話になります。なので、このぐらい増えるよって話と、このぐらい診るよって話は、ここ細かくなっちゃいますが、一致しないわけです。で、厚木市が素晴らしいなと思うのは、それを数として一致させるのかということですよね。

多分そういうものだと思います。数を出しちゃうと、医師会としてどれぐらい開業医の先生がどれぐらい診てとかっていう計算が出てしまいます。それの合意形成が必要になるし、そのとき24時間やれる訪問看護ステーションがどれだけあるのか、病院の方でどれぐらいインフルが流行ったときに、受け止められない患者がいるのかなど、ロジックモデルにしてしまうと、それぞれの業界での調整をしないと、ロジックで数は出るけど、本当にそれを診るのかっていうことになります。先ほどの話に戻りますが、在宅死をしっかりやりたい厚木市なのか。なるべく在宅で、要介護3・4・5ぐらいまでなるべく在宅でいられるけども、最期の2週間ぐらいは病院でもいいという考え方なのか、それとも要支援1では、在宅をちゃんとやって、要介護3・4・5に関しては老健でもいいじゃないかというような厚木を目指すのかなど、どういう厚木を目指すのかという話と、誰がどれぐらいやるのかって話と、そのときどれぐらい数が出るのかって話を調整しないといけないという話だと思っています。だからロジックモデルをやるっていうのは結構、力が必要だと思います。厚木市としては、在宅の死亡割合にいきたいという、そこも含めて議論してほしいということはどっちの話かわかんないのですけど、結構調整が要る話じゃないですかと思います。

これを整理するとなると、県西部でどれぐらい診なきゃいけないかということで、県医師会の先生方、この西部圏域の先生方が話し合った数は出ていると思います。厚木に落とした時に、数は出るけど合意はされてないんじゃないかなという、そういうニュアンスだと思います。

 

■会長:そうですね。私もちょっと補足させていただくと、地域医療構想はまさにそのとおりで実は何人亡くなるっていう想定はもう全部出ています。ただ神奈川県の医師会で考えていることはその時に必要な病床数がどのくらい必要なのか、按分をひたすら地域で計算をしているっていう状態です。

で、ようやく昨年度から、独自の計算法ですが、そこに在宅で亡くなるから病床を減らしていいっていう、実際、厚木にどのぐらいの診療所があるからこのくらい減らしていいとか、先ほど先生がおっしゃるように具体的な数ではないのですが、在宅を診れるのがこのぐらいの割合あるので、病床数を減らしていいっていう、その計算をもとに地域の先生方が、県央で足りるか足りないかっていうのを、議論しているのが地域医療構想です。先生がおっしゃるとおり、実は推定の人数は出ていまして、ただ医師会が考えているのはそこに足りるベッド数があるかっていう按分を計算されて、実は県央地区とかは足りていますっていう結論にはなっています。ただ、実際には先生がおっしゃるとおりで、地域で診ることができる資源はどのくらいあるのですかっていうとそこには、数としては反映されていないと思います。ですから、やっぱりこれは現場版じゃないですけど、皆様が本当にこれぐらい頑張れるとかっていうところを、市の目標と合わせて、考えていかなきゃいけないのかなと思います。おっしゃるとおりだと思います。

 

■委員:今のお話でいくと、在宅でどのぐらい亡くなるかの数字が出てないんですよね。

 

■会長:このぐらい御老人がいて、このぐらい亡くなるって数ですよね。

 

■オブザーバー:亡くなる数が出ていて、病院のベッドはこれぐらいで、しかも、昔からの急性期を半分減らすという数では出ていて、2025年には、在宅患者数は何人というところまでは出ています。ただ2035年のものは出してないと思います。計算すると大変です。

 

■委員:なので、そこまでいってないのだと思います。

 

■会長:多分この中間指標じゃないですけど、支援診療所の把握っていうのと、県も多分全部の実績までを把握して、この地域でこのぐらいの患者数を看取れるとかまでは、出てないと思います。なので、これもまた皆さんのお力をいただきながら、それに先生がおっしゃるように、目標に合うニーズを作らないといけないと思います。

他はございますか。では、案件を終了させていただきます。

 

4 その他

 

■会長:4番その他として、全体を通して何か御意見や御質問等がありましたら、お願いいたします。

 

=あつぎ介護フォーラムについて、委員から説明=

 

■会長:他に、どなたか御意見とかございますでしょうか。

それではオブザーバーの後藤先生から御意見をいただければと思います。

 

■オブザーバー:3計画は3年に1回というかなりの頻度で見直して、大体進捗も中程度という3段階でも2みたいな感じになっちゃうので、なんでこんなに見直さなきゃいけないのかって、毎回思う人が多いのかもしれないと思いつつも、やっぱり障がい福祉はもともと何も制度がなかったから、本当に地域福祉の中にあったものの中で、介護保険で高齢者を切り出し、自立支援法で障がい者を切り出し、子ども子育て支援法で子どもを切り出して、ちょっと切り出し過ぎちゃったら、隙間が大きくあったので、もう1回強制でつなげたり、重層とかっていって、制度ができたことによって、それぞれの職種が専門性を発揮できるようになったとか、いろいろ加算がつくようになったっていうのは素晴らしいことだと思います。

こういう指標になるって素晴らしいと思いますが、そのつなぎをどうするのかっていうところはやっぱり地域福祉とか、この障がい者の計画だと思うんですよね。例えば、50代60代の障がいの息子さんを70代の親がまだ送り迎えしているだとか、そういう問題って次の3年で解決するんだろうかとか、いろいろ多分、現場では相当苦労されているものがあると思っています。それはやっぱり3年ぐらいで、ここまで現場が頑張ったぞっていうところが、ちゃんと次の計画で制度とか仕組みにつながっていかないと、3年でやる意味って本当にあるのって言われてしまうのかなと思っていますので、淡々とこの計画自体は作らなきゃいけないかもしれないんですけど、やっぱり現場のグッドプラクティスは、やっぱり集約して、上げていって、それなりに制度化を図るなど取り組んでいただきたいなと思ったのが1点です。

2点目は、これは地域包括ケア社会の指標じゃなくてあくまでも在宅医療・介護連携推進事業の(ア)(イ)(ウ)(エ)(オ)(カ)(キ)(ク)の8つの事業の進捗だと思うので、あまり細かくは言うつもりはなかったんですけれども、ただやっぱり何をゴールにするんだろうかという話は抜きで、指標だけ決めちゃうロジックモデルとかっていうのは、ちょっと怖いなというふうに今日改めて聞いて思ったところです。

特に在宅での死亡割合って幸せじゃなくても、自宅で死んでしまえば指標の数値が上がってしまうことになっちゃいますよね。やっぱり、自分らしく暮らすって、ここにいる皆さんで今自分らしい暮らしをしている人手挙げてくださいって言われても、なかなか手を挙げられないんじゃないかと思うわけで、指標が自宅での死亡割合になっちゃうことが本当にいいんだろうかと思います。市民啓発だとか、そういうところでどういうふうに議論が積み重ねられてきたんだろうかってところが、実は大事なのかなというふうに思っています。

なので、このロジックモデルが決まってそのままデータを取ったとこで、結局データを取るだけで、何か役に立つのかっていう、皆さんもね、取られる立場からすると、いろいろデータだけを取られても困っちゃうと思いますので、どういう理念で、最終目標を決めていくのか。

私だったら、やっぱり今、次の3年とか5年で考えるべきは、やっぱり開業医の先生がどれぐらい自分の患者さんを最期まで看ると決めているんだろうかっていうところが、ゴールだと思います。そのためには、医師とケアマネジャーの連携だとか、24時間やれる訪問看護ステーションがどれだけ機動的に動けるだろうかとか、病院側での入退院のベッドコントロールの財源率は減らされていますから、そこも含めてどう改定させていくかというのは医師会の中で、病院と診療所の連携の仕組みがあるんだろうかとか、そういうところから指標を決めていく方が本来、筋がいいのかなと、改めて思いました。なので、あんまり私が言うのは何ですけど、ロジックモデルを真面目に受け取っていいのかどうかっていうことを、ちょっと今日は皆さんの意見を聞いても、疑問に思ったところでございます。

地域特性を見て、医療資源がなければ、やっぱり最期はなるべく特養とかそういうところで亡くなりたいという気持ちの人も多いと思います。逆に、こういう街中で、在宅医が多ければ、やっぱり自宅がいいなんてことは、地域ごとに地域包括ケアシステムの形が、次の3年ぐらいで作られるのかななんていうふうに思いましたので、そういうことも含めて、あまりにもロジックロジックしないというか、厚木の在宅医療はこういうロジックだから、多分こういうロジックモデルでいきたいというようなことが大事なのかなと思いました。私からは以上です。

 

■会長:ありがとうございます。そのとおりですね。

では予定している案件、報告事項はすべて終了しました。その他、特に皆さんから御意見とかありますか。大丈夫ですかね。ありがとうございました。

以上をもちまして議事終了いたしましたので、事務局へお返しいたします。ありがとうございました。

 

■地域包括ケア推進課長:慎重な御審議ありがとうございました。

 

5 閉会

 

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